オーストラリアMBA留学
オーストラリアMBAコースの特徴
オセアニアのビジネスクールの整備、発展は第二次世界大戦終了以降民主化の流れに沿って経営者育成プログラムとしてスタートしました。特に1960年代にイギリスやアメリカの影響を強く受けた香港やフィリピンなどではフルタイムのMBAコースが開講しました。その後1980年代に入りオーストラリアではイギリスからの経済依存お脱皮する必要があり、本格的な経営者育成コースが整備されることになりました。その後オセアニアで独自に発展してきたオーストラリアのMBAコースですが、オーストラリアの教育制度は統治国であったイギリスに依存いる関係でイギリス系のコースが多いのが特徴です。ただ最近では北米のビジネススクールの特色も取り入れているコースも多くイギリスとアメリカの特徴を併せ持つコースとして最近注目を集めています。
オーストラリアMBAコーススケジュール
一年目
Sesson1 一学期 | Session1 二学期 | Summer 夏季休暇 |
9〜12月 | 1〜5月 | 6〜8月 |
必修科目 (基礎科目) |
必修科目 (基礎科目) |
インターンシップ 就職活動など |
基礎科目:マクロ・ミクロ経済、経済学、統計学、マーケティング学、人材管理学、ファイナンス(財務学)、会計学、情報管理学など。 | 就職課などでインターン先を探し実務経験を付ける。 |
二年目
Session3 三学期 | Session4 四学期 | Summer |
9〜12月 | 1〜4月 | 5月 |
選択科目 (専門科目) |
選択科目 or 修士論文 (専門科目) |
卒業 |
専門科目:国際ビジネス、不動産学、インベストメント、起業論、国際財務学、国際マーケティング、国際経済、人材開発学、情報技術管理学など。 |
オーストラリアの MBA コースは上記の通り 12 ヶ月〜 1 年半程度で終了するものが多いのが特徴です。またインターンシップやプロジェクトを卒業必修科目として課している学校もあれば、コースワーク(コースを履修するのみ)で終了するプログラムもあり、学校のよって大きく変わるので注意が必要です。
期間 | 12ヶ月〜24ヶ月 |
入学時期 | 2月、7月 |
インターンシップ | 必修、選択、できない場合もある |
修士論文 | 必修、選択、書けない場合もある |
副専攻 | 選べるコースと選べないコースがある |
以上のように、オーストラリアのビジネススクールは、イギリスやヨーロッパの特徴とアメリカの特徴を取り入れているため、学校によってコースの特徴が大幅に異なるのが特徴です。学校選びにはコースの詳細を確認し細心の注意が必要です。
オーストラリアでMBAを学ぶ意義
MBAコースと言えばもちろんアメリカが本場であり、その後もアメリカのMBAコースを中心革新的改革が行われ、発展を続けていることは周知の事実です。現在ではイギリスのMBAコースも世界的に高い評価を受けています。それではオーストラリアでMBAを学ぶ利点、意義とはいったいなんでしょうか?オーストラリアはMBAの先駆者であるアメリカのビジネススクールの利点を積極的に取りいえている傍ら、イギリスの統治下であった影響からイギリスの教育制度などの影響も強く受けています。そのため、オーストラリアのMBAコースはアメリカとイギリスをミックスさせたような印象を持ちます。例えば期間は一年で終わるものから16ヶ月で終了するもの、さらに24ヶ月かかるものもあります。インターンシップや修士論文、プロジェクトなども選択のものが多く、自ら興味ある分野やクラスを履修し卒業することができるコースもあります。また学校によってアメリカ式ビジネススクールの教授法を取り入れているところや、イギリス式マネージメントスクールの教授法を取り入れている学校もあります。このように学校によって特色が大きく異なるため、皆さんのご希望に合った最適にプログラムを選ぶことができます。
また1980年代にイギリスから独立をした後、近隣のアジア諸国との経済的共存を積極的に進める必要があり、アジア諸国こら留学を数多く受けいれてきた歴史があります。そのため、同じ旧英国統治国の香港や、近隣アジア諸国とリンクしたMBAコースもあり、アジア諸国でのビジネスを検討している方にはオーストラリアのMBAコースは有意義なものになると思います。
観光・環境大国オーストラリアで学ぶ意義
オーストラリアは皆さんもご存知の通り環境、そして世界有数の観光大国です。そのため、留学生の生活環境は随一を誇ります。例えばメルボルンやシドニーといった都市の成熟度と住みやすさは他の国の都市とは比べ物になりませんし、治安・物価・衛生面などもまったく問題なく生活することができます。アメリカなどと違いオーストラリアのトップスクールはメルボルンやシドニー近郊に位置しているため、生活に不便を感じることはまずありません。また、観光大国らしく留学生をお客様(ゲスト)として扱ってくれる唯一の国という印象を受けます。例えばキャンパスには通常留学生が入寮できる学生寮があり、留学生用の英語力強化コースもほぼ全ての大学で開講されており、留学生オフィスもしっかりと整備されていますので、ビザや英語(言語)といった留学生特有の問題で不便を感じることはほぼありません。
また環境、観光大国の利点を活かし、環境ビジネス、観光ビジネス、ホテルマネージメント、イベント企画・開発、レストラン経営などのコースはビジネスの中でも特にオーストラリアで学ぶ利点を多いコースになります。