MBA留学国別難易度
各国のMBA入学条件について
アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、フランスと各国のMBAコースには大きな特徴がありますが、もちろん難易度も大きく変わってきます。特に留学生には非常に難易度の高いGMATやIELTS、TOEFLといったスコア基準も変わりますし、職務経験の有り無などによっても入学の可能性が変わってきます。
国別MBA入学条件比較チャート
アメリカ(カナダ) | イギリス | オーストラリア | フランス | |
履修期間 | 2年間 | 1年間 | 1〜2年間; | 1〜2年間 |
IELTS | × | 6.5〜7.0 | 6.5〜7.0 | 6.5〜7.0 |
TOEFLiBT | 80〜100点 | 100点 | 100点 | 100点 |
GMAT | ほぼ全ての学校 | 上位一部の学校 | 上位一部の学校 | ほぼ全ての学校 |
職務経験 | 特になし | 3年以上 | 3年以上 | 3年以上 |
推薦状 | 3通 | 2通 | なし | 2通 |
条件付合格 | なし | あり | あり | なし |
アメリカMBAレベル別難易度:
アメリカのMBAコースは通常大学のビジネススクールで開講されていますが、アメリカのビジネススクールは学校別にレベルが大幅に変わります。そのためアメリカのMBAコースの難易度も学校別に変わってきますので、皆さんがどのレベルの学校を目指すかによって準備期間や必要テストスコアも大きく変わってきます。
最上位校 | 上位校 | 中上位校 | 中堅校 | |
TOEFLiBT スコア | 100 | 80 〜 100 | 80 〜 90 | 80 |
GMAT スコア | 700 以上 | 650 以上 | 550 以上 | 500 以上 |
GPA | 3.8 | 3.6 | 3.5 | 3.0 以上 |
職務経験 | 3 年以上 (企業名重視) |
3 年以上 | 3 年以上 | 1年以上 |
推薦状 | 3 通 | 3 通 | 3 通 | 3 通 |
エッセイ | 課題あり( 3 本) | 課題あり( 3 本) | 課題なし (1 本 ) | 課題なし (1 本 ) |
条件付合格 | なし | なし | 一部校 | 一部校 |
最上位校:Harvard University, Stanford University, New York University, UCLAなど
上位校:Ohio State University, Boston University, University of Southern Californiaなど
中上位校:American University, Arizona State University, University of San Franciscoなど
中堅校:California State University East Bay, University of Scranton, Clark Universityなど
イギリスMBAレベル別難易度
イギリスのビジネススクールはアメリカと違いマネージメントスクールと呼ばれることが多いのが特徴ですが、London Business Schoolなど一部の大学ではビジネススクールと呼ばれていることもあります。イギリスのマネージメントスクールはGMATを課さない学校が多いですが、一部のビジネススクールを中心にGMATを課される学校もあります。イギリスのMBAコースはそのほとんどが職務経験を出願者に課していますので、GMATの提出義務が難易度に大きく関わってきています。
最上位校 | 上位校 | 中上位校 | |
IELTSスコア | 7.0 (6.5) | 6.5 | 6.5 |
TOEFLiBT スコア | 100 以上 | 100 以上 | 100 以上 |
GMAT スコア | 650 以上 | 600 以上 | なし |
GPA | 3.8 | 3.6 | 3.5 |
職務経験 | 3 年以上 (企業名重視) |
3 年以上 | 3 年以上 |
推薦状 | 2 通 | 2 通 | 2 通 |
エッセイ | 課題あり | 課題あり | 課題なし |
条件付合格 | なし | あり | あり |
最上位校:Oxford University, London Business Schoolなど
上位校:London School of Economics and Political Science(LSE), University of Warwickなど
中上位校:Aston University, Royal Holloway, University of Londonなど
出願校(MBAコース)選定方法
どうせ行くならできるだけトップスクールへ!!と思うのは当然のことです。上記のチャートを見てお分かり頂けます通り、学校選定には「英語力」、「GMATスコア」、「職務経験」が基準となります。なぜなら、GPAが低くてもGMATスコアや職務意見でカバーすることができますし、エッセイや推薦状は時間をかけて準備すればそれなりのものは必ず完成させることができます。
しかし職務経験を突然自分の意思で変更することはできませんし、もし英語力が達しなければ必然的に条件付合格をもらえる学校を選ぶことになります。また特にアメリカのトップスクールを目指す場合は、GMATスコアは非常に重要になります。職務経験、英語力、が問題ない方であれば最終的にはGMATスコアで出願校を絞り込むことになるでしょう。
一方職務経験がない方(一年未満)でトップスクールを目指す場合は、イギリスよりアメリカのビジネススクールを目指すほうが現実的です。イギリスのマネージメントスクールは通常3年以上の職務経験を要しますので、GMATで高スコアを取得しアメリカのビジネススクールを目指すことをおすすめ致します。
また出願校選定の際注意しなければいけない項目として、各コースの費用があります。特にアメリカは学校によって大きく授業料も変わってきますし、イギリスはロンドン市内などの学校は費用が他の学校に比べてかかるなど、ロケーションによって大きく変わります。そのため合格後費用が支払えず入学できない、ということを避けるためにも出願するコースに費用は出願前に把握しておく必要があります。